これでもウエディングプランナーですが何か?

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ブライダルフェア参加の心得

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ブライダルフェアの会場で待ち構えるのはハンターである。

 

ハンターという名の営業マンです。

「そんなことわかってるよ」

という方がほとんどだと思うのですが、わかっていない少数派に対して改めて説明します。

 

ゼク●ィを筆頭に数ある結婚式場検索サイトでは

「デート気分でブライダルフェアに参加してみよう!」 

とか、さも楽しそうに軽~いノリで、ブライダルフェアへの参加をあおっていますが、カップルが浮足立って行ってみれば、そこに待ち構えるのはウエディングプランナーという人畜無害でなんでも夢をかなえてくれそうなこの世でもっともやさしいお姉さん・・・

ではなく

なんとかして成約につないでいこうとしている営業マンという名のハンターです。

満面の笑みの中に光るのは獲物を狙ってギラギラとしている肉食獣の目なのです。

商売ですからね。

ボランティアじゃないですからね。

ほとんどの会場が成約の目標数値があったりする。

うちの会社はノルマはないんだけど、会社があるからお給料もらってるわけですし、それがわかってるから成約につなげたくてみんな頑張っているのです。

これ本音。

 

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試食無料はフェアにきちんと参加される方への特典。

ブライダルフェアに行けば試食無料とかドレスフィッティングができるとか、ともすればドレスとタキシードで写真まで撮ってくれるとか。

これだけ聞くと

「いいことだらけやん!」と思うかもしれません。

でも、ブライダルフェアって最低でも3時間以上、試食付きなら4時間以上はかかるというのをご存知ですか?時間だけ聞くと「ながっ!」って思いますよ?

 

よくあるスケジュールは

 

聞き込み 1時間

見学 1時間~

試食 30分

交渉 1時間 

 

「試食おいしかった~ ♪ ランチ代ういた~ ♪ 帰ろ~ ♪」なんて言語道断!

というより、

デートで来られるカップルに無料で食事を提供するだけで終わりなんておかしいですよね?

ふんがー( `ー´)ノ

おっと、興奮してしまいました。

なぜ興奮したかというと以前こられたカップルを思い出してしまったからです。

実は、今回はそのことを書きたかったのです。

 

さあ、いきますよ。

 

その日は、シェフのスケジュールの都合でカップルに来館早々試食をしていただきました。

来館いただいてすぐに世間話程度のお話しさせていただいた後

「試食後にくわしくお話しさせていただきますね~」

「は~い」と試食が始まりました。

試食の説明やサービスはシェフ自ら行います。

その間、プランナーは見学準備や見積もりの下準備などしていました。

そんな中、試食終了の呼び出しブザーがなかなか鳴らないので(試食中はゆっくり召し上がっていただくために、プランナーは席をはずし、食事が終わったら知らせていただくようになっています)行ってみれば、

「ん?席にいないぞ?」

よく見れば、荷物をもってエントランスに向かっているではありませんか。

わたしが声をかけたら「見つかった!」って感じ。

私「どうされたんですか?」

新婦「ごちそうさまでした!今日はありがとうございました。」

は?

私「今から式場の中を案内させていただきますね!」

新郎「いえ。大丈夫です。」

大丈夫じゃねー!

ここで、ピンときました。

 食い逃げだ!

いや、正確にいうと食事(試食)を提供することは無料の設定なので、無銭飲食の意味である食い逃げとはちょっと違ういますが、食べるだけ食べて商談に参加しないで逃げるということで、略して「食い逃げ」!(突っ込みは無の方向で)

そんなことはどーでもいい

 

とにかく引きとめなければ!

私「何かお気に召さないことありましたか?」

新郎「いえ。べつに。」

私「お料理がお気に召しませんでしたか??」

新婦「いえいえすごくおいしかったです ♪ 」

私「では、今から会場案内をさせていただきたいのですが」

新郎「ちょっと用事があるのでまた来ます」

私「無料で試食していただけるのは、ホームページでお伝えしている通り所要時間3~4時間のフェアに参加していただいた方への特典ですので、それに参加されないのでしたら試食代払ってください!てゆーか、見積もりの出させろや!」

はい、すいません。

こんなこと口に出して言えません。

 

用事があるといわれば、袖をつかんで引き留めるわけにも行かず・・・

そのカップルは悪びれることなく帰られました。

試食と言っても、高級食材を使った特別な料理で、お腹も満足するような量でもある。値段設定をするとしたら数千円のお値段がつくもの。

 

色々調べたら、いいとこどりするお客様はどんな業界にでもいるそうです。

ハウスメーカーの営業職の友達は、展示場に来るだけでもらえる景品狙いで来る人のことを「物貰い」って言っていました。

 

物貰い=①こじき②ぶどう球菌による、まぶたにできる伝染性の小さなはれもの。麦粒腫(ばくりゅうしゅ)。

 

って検索したら出てきたよ。

①の方ですね。間違いない・・・。けっこうストレートなのな。ハウスメーカー

 

話は戻って、ブライダルフェアには食事とお土産を無料で手にするのを趣味みたいにしているカップルもいるらしく、今回のカップルもおそらくそれであろうとゼク●ィの担当営業さんから聞きました。

今回は試食が最初だったから時間をとられずにすんで喜んでいるんじゃないかと。

長いことプランナーをやってきてあそこまであからさまなカップルに会ったことがなかったなあ。試食の順番も大事デスネ。

 

それ以降、ブライダルフェアへ予約をしていただくお客様には「お時間頂戴します。大丈夫ですか?」と確認するようになったのです。

遊び半分のカップルでブライダルフェアの予約枠が埋まってしまい、本気で結婚式を考えているカップルが来られないということになれば、式場側の痛手です。

当然、本気で結婚式を考えているカップルも来館予約がとれないという被害を被ります。

「じゃあ、本気で式場探しをしたくても、どうしても3~4時間のまとまった時間がとれないくらい多忙なカップルは来るなということか?」

という突っ込みもあるだろうから言わせていただきますと、 どうしてもフェアの時間がとれないときは、事前にその旨を伝えてくれればフェアを断ることはうちの式場でしゃいたしません。(強気の式場さんは断ることもあるかもしれませんが)

たとえば、事前に電話で希望をお伺いして見積もりを用意してさっと出せるようにすれば時間の短縮も出来きますよね。

ほとんどの式場は譲歩できるところは譲歩してくれると思うので、だまって来館してからフェアの決まりを無視するようなことはやめてくれるといいなと思っています。

 

マナーを守らない一部の方に

マナーをちゃんと守ってほしいなということです。

 

 「でもさ、3~4時間かけてフェアに参加しても、成約につながらなければ、試食だけで帰ったカップルと同じでしょ?かえって時間の無駄じゃない?」

 って、それは違います。

たとえうちの式場が第3候補の式場であっても来館してほしいです。

式場探しを本気で探しているカップルに来てもらえるということが、結婚式場を盛り立ててくれていることになるりますし、例え成約につながらなくてもプランナーの新規接客のどれもが勉強にもなるからです。

 

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まとめ

私たち式場は、ブライダルフェアに参加していただいたカップルに

「フェアに参加していただいてありがとう。私たちの話を聞いていただいてありがとう。式場見学をしていただいてありがとう。」という気持ちで試食やドレスフィッティングやお土産まで用意しています。

それは、あくまでも

「わたしたちに営業する機会を与えてくださりありがとうございます。」というお礼の気持ち。

もちろん、試食でおいしさを実感していただき、気に入ったドレスがあれば成約のきっかけになるかもしれないということは計算にありますが(最終目標はもちろんそれですよ)

式場探しを1ミリも考えていないカップルに対しては無駄過ぎる労力ですし、真剣に式場探しをしているカップルの邪魔さえしていることになります。

 

そういうわけで、ブライダルフェアには、たとえ第3希望の式場であっても真剣に式場探しをしているカップルに来てもらいたいと強く思っています。

ブライダルフェアにきちんと参加してくだされば式場の良さを伝える時間を与えてくださったということですごく感謝します。

「期待以上。見てよかった。話を聞いてよかった。」というように言われたことは何度もあるし、第一希望と第二希望の式場を抜いて成約にいたったこともあります。

だから、ちゃんと式場選びをしていてルールを守れるカップルは大歓迎。 

本物の笑顔でプランナーがみんなを待ってます!

 

みんなが幸せな結婚式を実現できますように 。

では、また。