
今回は結婚式のお車代の相場。誰にいくら渡せばいいの?楽々できる金額の設定方法ということで
お車代の計算の仕方を渡すべき人がわかるように説明しています。
最近、立て続けに『お車代』のことを新郎新婦から質問されています。
「お車代」なんて言葉、なかなか普段耳にしないですよね。
結婚式準備の打合せの最中に新郎新婦から
「お車代って誰に渡せばいいんですか?それっていくらですか?」
と聞かれると
「あ~、若いのにしっかりしてるな~」
なんて感心してしまいます。
そんなしっかりしている新郎新婦でもお車代のことに関してはネットで調べてもよくわからないと聞きます。
「『遠方の人に渡す』と書かれているけどどこからが遠方なの?具体的にいくら渡せばいいの?」
プランナーの仕事をしているとお車代の質問が多いです。
そこで、いつも新郎新婦に直接お話ししていることを記事にしようと思い立ちました。
具体的に数値を出してお車代のレクチャーをさせていただこう!
今回は、そんな感じの内容です。
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もくじ
そもそも結婚式のお車代とは?
お車代には二つの意味があります。
- 結婚式に招待する人などに交通費として渡すお金のこと。
- 受付を頼んだ友人や、祝辞をお願いした来賓に謝礼として渡すお金のことです。
今回は特に①の交通費として渡すお金のことについて
悩める新郎新婦の力になろうと思います。
②の受付を頼んだ友人などに渡すお礼などもお車代というのはちょっと不思議ですよね。
相手に受け取ってもらいやすい言い方として「お礼」をごまかした感じの言葉で親府やな言葉として「お車代」をつかっています。
結婚式のお車代を渡す人は?
お車代を渡す人がどの程度の距離から来る人に渡すのかわからない人が多いです。
距離はもちろんですが、距離に関係なくお車代を渡す必要がある人もいます。
遠方からのゲスト
「ネットで調べたら遠方って書いてあったけどどこからが遠方なんですか???」
と、先日打ち合わせで新郎新婦に質問されました。
新郎新婦が本当に知りたいのは『遠方かそうでないかの境目』ですよね。
その境目は、距離ではなく料金でわかります。
招待客の自宅から結婚式場までをタクシー以外の公共交通機関の中で一番高い乗り物の料金を調べてください。
調べた結果、一般的に片道で5000円以上だったら遠方と判断してもいいでしょう。
ちなみ私が、乗り換えや料金の検索でよく利用するのはジョルダンというサイトです。
遠方でなくても特に大切な来賓
遠方でなくてもお車代を渡した方がいい人もいます。どんな人かというと・・・
来賓の中でも、特に失礼のないように振舞わないといけない人。
直属の上司の中でも普段から一緒に仕事をしている人ではなく、さらにその上の役職の人である場合が多いです。
お車代の相談をされる新郎新婦が、そういった来賓のことを
「呼びたいわけではないけど、立場上呼ばなければいけない上司」
という表現をされます。私は、新郎新婦の会社がどのような相関図になっているかはわからないので
「今後のことを考えてどうしても呼ばなければいけない『偉い人』ですか?」
と確認します。「Yes」なら、「お車代を払った方が良いですね」とアドバイスします。
この場合のお車代はイメージしているお車代と違って『おもてなし』の意味が強くなるお車代です。
どういうことかと言うと
「あなたは無理をお願いしてお越しいただく特別なゲストです。ぜひご自宅からタクシーを利用していらしてください」
といった感じなのです。
この場合の『偉い人』は遠方ではなく近隣の人の場合が多いです。
『偉い人』をローカルな電車やバスにのせるわけにはいきません。
現金よりタクシーチケットを手配するのがスマートですね。
そうではなくて遠方だという場合は、交通費であるお車代を100%を用意してください。
その上で、お礼としてお車代を1~3万円ほどプラスします。
タクシーチケットは、たいていの結婚式場で手配できると思いますので打ち合わせ時に詳しく聞いてみましょう。
結婚式のお車代のいくら渡せばいいの?

一般的に、交通費の片道分(50%)~全額が相場と言われています。
しかしそれはあくまでも一般的なもの。
交通費の計算はしたけど、これだけで決定しないで次に説明することも考慮して考えてくださいね。
お車代の理想は交通費の全額ですが、なかなか現実的に難しいところです。
ここでは、お車代を100%出せない場合について金額の決め方と注意すべきことを紹介します。
招待された時にもらったお車代に合わせる
自分が以前招待された時にお車代を頂いたのなら、その時と同額にしましょう。そのままお返しする形になります。一番簡単ですね。
自己負担が同じになる様に渡す
遠方の基準が往復10,000円以上ということで、それがお車代を出すか出さないかの基準になるのは前述の通りです。
そこで、10,000円以下は負担していただくというように決めたとします。
●Aさん交通費25,000円→お車代15,000円渡す
●Bさん交通費40,000円→お車代30,000円渡す
こうするとAさんもBさんも自己負担は同じ10,000円になります。
交通費が往復10,000円未満の人にはお車代なしということになります。これだとほぼ平等ですよね。
お車代を払いすぎない
太っ腹な新郎新婦がやり勝ちな、払いすぎ。
お車代を貰ったゲストが「せっかくお祝いに来たのにこんなに払わせて申し訳ない」と、かえって恐縮されます。交通費100%を超えないようにしましょう。
お車代はキリのいい金額に設定する
たとえば、お車代を片道分渡すと決め、交通費をいくらか調べたところ片道11,800円でした。そんな場合は15,000円にしてください。
5,000円、10,000円、15,000円、20,000円など5千円札と1万円札で渡せる金額にしましょう。
同じ方面の人はお車代を同じ金額にする
たとえば、東京で挙式をする場合、仲良しの友人グループ数名が名古屋方面から来られるとして皆にお車代を渡したいと考えている。場所によって実際の交通費に数千円~差が出ることもありますが、この際、お車代は同じ金額にするという考えもあります。
後々、友人の間でお車代の話題になったときに、金額が一律なら納得してもらいやすいからです。
お車代を払わなくていい人
お車代を払わなくていい人をまとめました。
計算したらお車代が必要な人でも、こんな場合は渡さなくていいですよという人もいます。
片道5,000円の近距離のゲスト
片道5,000円はあくまで目安ですが、あまり近い人に交通費を出す習慣はありません。気を使いすぎないように。
『特に大切な来賓』のタクシーを用意したりする場合は別です。
前に結婚式にお呼ばれしてお車代がなかった人
気をつかって用意する必要はありません。ただし、その人が以前より遠くへ引っ越ししている場合は、引っ越して遠くなった分の交通費をわたすとスッキリします。その時は、「遠くへ引っ越した分のお車代」として、事前に伝えておきましょう。
親戚のおじ様・おば様
親戚の場合はほとんどの方が
「せっかくお祝いに行くんだから交通費は自己負担があたりまえ」
と思っているばずです。
念のため、ご両親に確認してみてください。親戚同士のお付き合いの決まり事があるかもしれないので、あった場合はそれに従ってくださいね。
結婚式のお車代の相場。誰にいくら渡せばいいの?楽々できる金額の設定方法!:まとめ
いかがでしたでしょうか?
払うor払わないの目安となる境目と金額の目安は下の2点です
- お車代を渡す目安:交通費で片道5,000円以上の人
- お車代の金額目安:交通費の片道分(50%)~全額
わかってみれば簡単なことですが、知らないと難しいですよね。
招待客リストを作り始めたら同時進行で考えてみてくださいね。
ハッピーウエディング💗
では、またっ